NEC Express5800/54Xd P4-3.8GHz EM64T / 2GB / 80GB / FX540　

NEC製、Express5800/54Xd (N8000-546)です。

Express5800の中でこの50シリーズは、ワークステーションの位置付けですね。
小さいながらも、大きなデータを扱うCAD/CAMなどに向いた頼もしいモデルです。
今回はWindowsXP Professionalのプロダクトキーも貼られています。

CPUは、Pentium4-3.8GHz(2MB、800MHz、LGA775)です。もちろん、ハイパースレッディング対応で、EM64Tもサポートしていますので、64ビット版のOSをインストールしても良いですね。
メモリは、512MBのモジュールが4枚で、合計2GBになります。

HDDベイには2台のHDDを装着可能で、現在載っているはSATAの80GBが1台です。オンボードのSATAコネクタにはRAID機能も用意されています。RAID-0、1の構築が可能です。

ビデオカードは、DVIとVGAがそれぞれ1系統出力のnVIDIA Quadro FX540が搭載されています。描画がきれいで表示もスムーズです。CAD/CAM向けのビデオカードです。

マザーボードは、MSI MS-9626 が搭載されています。MSIからNECにOEM供給されているマザーボードです。
NECのほかには、HPなどにも供給されているようです。

マザーボード上には、3つのSATAインタフェースが用意されています。
拡張バスは、PCI Express x16が1つ、PCI(32bit/33MHz)が3つ用意されています。
残念なのは、本体のケースが大きいのに搭載されるマザーボードが小型の為、拡張バスの数が少ない点です。
MSIのマザーボードが搭載されているぐらいですから、将来、他のマザーボードへの乗せ代えなども出来るかもしれません。そういった意味での拡張性は良いマシンだと思います。

ビデオカードがCAD向けのものなので、重いデータとまでは難しいかもしれませんが、CADデータビューアとか、2次元CADなどに向いていると思います。

メモリも最大8GBまで拡張可能なので、大き目のハードディスクを追加して動画編集マシンにしてみてはいかがでしょうか。
同容量のハードディスクをRAID-0でストライピングすれば、安価なノンリニアビデオ編集マシンにピッタリの仕様です。(笑)

WindowsXP Professionalをインストールして、正常動作を確認しました。

写真は流用していますが、ほぼ同じ状態です。全体的にきれいな状態ですが、細かい擦り傷などはありますので、気になさる方はご遠慮ください。
また、写真を流用している関係で、写真に写っているパーツが実際のパーツと違うことがあります。正確には上記の表をご覧ください。

Express5800/54XdはCADなどグラフィカルな作業に適している、エントリークラスのワークステーションです。

チップセットは、Intelの955X Express＋ICH7Rです。FSB800MHzがサポートされています。
CPUソケットは1つで、デュアルプロセッサはサポートされていません。
このワークステーションでは、PC2-4200/5300のECCなし(ECCつきも搭載可能)、レジスタ無しDDR2-SDRAMメモリを最大で4GB(Windows XP Professional x64 Editionの場合は8GB)まで搭載可能です。
メモリスロットは4つありますが、増設は2枚単位で行なう必要があります。

内蔵のHDDベイには、SATAディスクを3台装着可能です。

PCI-Express x16が1スロット、32bit/33MHz PCIスロットが3つあります。
これらの拡張スロットには、フルサイズのカードを搭載できます。

サウンドボード、USB、LANインタフェースは、オンボードで用意されています。

ケースは拡張性の高い、タワー型筐体です。
カスタマイズしやすいマシンです。

仕様の詳細については、下記のサイトをご参照ください。


http://www.express.nec.co.jp/teci/tecbook-pdf/50tb051028/54Xd.html

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